約1.5cm×3cm

 


子供の頃、小学校の遊具に自分で転がせる大きいタイヤがありました。



こんな感じの





それで遊んでいているとき


私が軽くタイヤに登った勢いでタイヤが前へ転がり、

自分も回転と一緒にそこに乗り上げてしまい、



このように顔面から落ちてしまったことが
ありました。





幸い大きな怪我はしませんでしたが、ただ一カ所だけ怪我をした箇所が
ありました。


鼻の下です。



擦りむき、かさぶたができ、まるでちょびヒゲのようになりました。


それを鏡で見て、今ならちょびヒゲみたいで恥ずかしいと

まず思うのですが、恥ずかしさよりも先になぜか


当時の私、はな垂れ小娘は、鏡を見て、



はっ!!としました。


「これ・・・


 鼻の下チャップリンや・・・鼻の下チャップリンや!」



そして家族のもとへ走り、興奮気味に


「見て!鼻の下チャップリンや!」「鼻の下チャップリンや!」


「ねえ、見て!鼻の下チャップリンや!」


と言ってまわりました。



子供なら、ちょびヒゲといえば加藤茶の「カトちゃん、ぺ」のキャラクター

例えてもよさそうですが、



なぜか、喜劇王、チャップリンが最初に頭の中に浮かびました。


実際、家族にも、「カトちゃん、ぺ みたいやなあ」と言われましたが、


そう言われても、私には全くしっくりきませんでした。



むしろ「それとは違う」と家族のからかいも否定しました。


理由は簡単、明確で


「ちょびヒゲはできてしまったけど

そのうえハゲた、というわけではないのだ」


と、はな垂れ小娘は冷静に思ったからでした。


そこは、はっきりさせておきたかったようです。



私にとって「鼻の下チャップリン」が一番正しい表現でした。



ともあれ、学校ではやはり恥ずかしく、剥がしてしましたい、

早く治らないかなと毎日思っていました。



しかし、かさぶたを剥がそうとすると、「ばい菌が入るからだめ!」と親には言われます。


仕方ないのでお風呂上がりに、毎日こっそり、湿って柔らかくなったかさぶたを

鏡の前で鼻の下を目一杯伸ばして、


「ここはいけそう!」つまり、大丈夫そうな箇所から


少しずつ剥がしていました。



今、ふと思います。


なぜ、鼻の下を擦りむくと間抜けに見えるのだろう?

顔の印象が大きくかわるのはなぜだろう?


人間の体の全表面積のうち、

鼻の下は約1.5cm×3cmほどの小さいスペースなのにな。



と、さらっと書きましたが、



鏡の前で、定規をあてて鼻の下のスペースのサイズを計りました。


約1.5cm×3cm


新しい発見というものは、何がきっかけになるかわかりません。






6月、雨のイラスト









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